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日本LCA学会 研究会

研究会:将来技術環境影響評価手法研究会

目的:

近年、研究開発段階の将来技術による環境影響を評価したいという要望が増えつつある。しかしながら、研究開発段階においては、小規模の効率の低い設備を用いられており、溶媒の再利用等も考慮されていない。そのため、研究開発段階のインベントリをそのまま用いて評価を行うと、大規模実用化されている既存技術よりも、環境負荷が著しく過大に評価され、将来技術が有する本来の環境負荷削減ポテンシャルを正しく評価できない。したがって、将来技術を評価する際には、スケール効果やプロセス設計等を考慮し、将来技術が大規模実用化された状況を想定して評価を行う必要がある。本研究会では、研究開発段階の将来技術が大規模実用化された際の、将来的な環境負荷削減ポテンシャルを、LCAの枠組みの中で評価するための方法論について検討を行う。

 

活動概要:

活動期間(予定):2018年4月1日 ~ 2021年3月31日 

活動計画概要:

  • 研究会開催回数:4~6回程度(4月、7月、9月、11月、1月、3月予定)
  • 成果報告:成果については、毎年LCA学会研究発表会で報告、学会誌への論文投稿の他、
    特集号企画などを検討する。また、最終的な成果はガイドラインとしてまとめる予定。
  • 主査:河尻  耕太郎 (産業技術総合研究所)   

第1回研究会

目的:現在、LCA学会における将来技術評価の取組み、手法について共有するとともに、課題について検討を行う。

 

  • 日時:12月19日17時30分~20時30分
  • 場所:東京大学工学部5号館3階第4輪講室(337号室)(予定) (参加者の人数によっては変更の可能性あり)
    参加申込:学会事務局(general@ilcaj.org)まで
  • また、研究会後に懇親会を予定しておりますので、参加の方はあわせて事務局までご連絡ください。
  • アジェンダ:
    • 17:30-19:30:LCA学会における将来技術評価の取り組み((講演20分+Q&A10分)×4)
      • 講演1:「将来技術評価の現状と課題」                    河尻耕太郎(産業技術総合研究所)
      • 講演2:「技術の先制的評価とシステム設計」            菊池康紀(東京大学)
      • 講演3:「シナリオ設計研究における製品普及推計と影響評価」 木下裕介(東京大学)
      • 講演4:「将来技術の環境貢献算定におけるマネジメント上の課題」中野勝行(立命館大学)、山岸健(産業環境管理協会)
    • 19:30-20:30:自由討論(研究会の方向性、研究会における検討事項)