日本LCA学会・LCA日本フォーラム共催 第9回講演会
"ニューツーリズム"の「CO2の見える化」 開催のご案内
- 観光産業は、交通・宿泊・飲食・アミューズメント・土産品等の産業を含む裾野の広い産業です。平成20年度の観光白書によれば、国内観光産業はGDPの約5.5%、28兆円強を占める大きな産業となっています。また、日本人は一人あたり平均2.6泊の国内旅行を行い、海外旅行者数も1600万人に達しており、旅行(ツーリズム)は私達にとって非常に身近なものであると言えます。
しかしながら、観光と環境の関係については、一部の航空会社が旅行者向けにCO2排出量を公開したり、交通機関のCO2排出量が簡便に計算できるソフトウエアが公開されたりしていますが、旅行全体の環境負荷についての定量的な議論はほとんどありません。また近年、“エコツーリズム”と言われる活動が盛んになって来ていますが、さらに環境とツーリズムの関係についての議論を深めることが必要と思われます。
ツーリズムは巨大な産業であり、レクレーションとして私達に身近なものであるだけに、ここから排出されるCO2を適切に把握する、すなわち「CO2の見える化」を行うことは、温暖化対策の一つとして今後その重要性が増すものと考えられます。そこで、LCA学会では、ツーリズムにおける「CO2の見える化」実現に向けて2009年7月に新たに「ニューツーリズム研究会」を発足させました。この研究会では国内における最近の観光の形態に着目し、観光に関わるCO2排出量をLCAの手法を用いて検討し、「CO2の見える化」を促進するために活動することを目的としています。
本講演会は、産・官・学のツーリズムと環境に関する最近の話題をお話いただきます。 ご関係の方々に多数ご参加頂けますよう、お願い申し上げます。 - 日 時:2009年11月19日(木)13:30〜17:00
- 主 催:日本LCA学会・LCA日本フォーラム
- 後 援:カーボンフットプリント日本フォーラム
- 場 所:センチュリー三田ビル10階会議室 AB会議室
- <アクセス:http://towa-kaigi.com/map.html>
- 京浜急行 泉岳寺駅[A4出口]徒歩約3分, JR 田町駅・都営浅草線三田駅徒歩約9分
- 参加費:
日本LCA学会賛助会員 : 無 料 日本LCA学会正会員 : 2,000円(資料代込み) 日本LCA学会学生会員 : 1,000円(資料代込み) LCA日本フォーラム会員 : 2,000円(資料代込み) カーボンフットプリント日本フォーラム : 2,000円(資料代込み) その他協賛団体 : 2,000円(資料代込み) 一般(非会員) : 6,000円(資料代込み) 学生(非会員) : 2,000円(資料代込み) - 定 員:80名
13:30 | 開会挨拶 | 工学院大学 教授(日本LCA学会会長)稲葉 敦 |
13:35-14:05 | 「ニューツーリズムの推進」(仮題) |
国土交通省(依頼中) |
14:05-14:35 | 「旅行商品とCO2見える化」 | (株)JTB関東 樋口 誠司 |
14:35-15:05 | 「環境とツーリズムの海外動向」 | 玉川大学 中嶋 真美 |
15:05-15:35 | 「東京オリンピックとCO2」(仮題) | 東京都 (依頼中) |
15:35-15:50 | 休憩 | |
15:50-16:10 | 「エコホテル」 | GPN事務局 深津 学治 |
16:10-16:30 | 「移動手段のCO2の見える化」 | (独)産業技術総合研究所 工藤 祐揮 |
16:30-16:50 | 「ニューツーリズム研究会の今後」 | 工学院大学 稲葉 敦 |
16:50-17:00 | 閉会挨拶 | (独)産業技術総合研究所 (日本LCA学会企画委員長)田原 聖隆 |