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研究会-一次産業における生産段階のLCA研究会(略称 一次産業LCA研究会)

目的と活動概要:
「CO2の見える化」の一方策として、「カーボンフットプリント」の試行事業 (http://www.cfp-japan.jp/)が昨年度からスタートし、農林水産物についてもカーボンフットプリント表示が検討されています。しかし、農林水産業は自然を相手にした産業であり、地域ごとの特性に応じて多種多 様な形態で複雑に存在するため、現状では、一次産業からのCO2排出量の算定に はさまざまな困難が伴います。したがって、一次産業の実態を踏まえた事例研究 等をとおして、一次産業データの蓄積と整理が必要です。
そこで、本研究会では、一次産業に関わるさまざまな問題について、LCAの視点 から論議することを通して、「CO2の見える化」「一次産業における温室効果ガ ス排出削減」を促進するために活動していきます。本研究会は「食産業フォーラ ム」との共催として、2〜3名の方々に話題提供をしていただく小集会を年 3〜4回開催することを計画しています。

 

一次産業における生産段階のLCA研究会
代 表: 齋藤 雅典 (東北大大学院農学研究科)
事務局長:矢野 歳和 (宮城大学食産業学部)(食産業フォーラム事務局長)
事務局幹事:渡邊 一仁(宮城県水産技術総合センター)

 

お問い合わせ:
齋藤雅典 E-mail: msaito★bios.tohoku.ac.jp(★を@に変更して下さい)
TEL 0229-84-7360


<平成27年の活動>

第7回 研究会

日時: 平成27年6月19日(金) 16:00〜18:00

場所: 東北大学農学部 農学部第3講義室(講義棟・1階)

 

話題提供:

  1. 「欧州環境フットプリント動向紹介」
     山岸 健 氏 (一般社団法人産業環境管理協会)
     環境フットプリントは、製品やサービス、組織のライフサイクルを通じた環境負荷を定量化したものです。欧州では環境負荷の「見える化」政策の中で制度化が進められており、各方面から注目されています。本報告では、「環境フットプ リント」という言葉を初めて聞く方を対象に、欧州で進めている 環境フットプ リントの動向を紹介します。
  2. 「仙台湾アカガイ漁業のLCA」
    渡邊 一仁 氏(宮城県気仙沼地方振興事務所)
     アカガイ漁業の持続性を高度化するには、漁業活動から生じる環境負荷や環境影響の把握が不可欠となります。しかしながら、このような見地からアカガイ漁業を研究した事例はこれまで報告されていません。そこで、本研究では、仙台湾 で行われているアカガイ漁業を対象にLCAを実施することで、 アカガイの漁獲に伴い発生する環境負荷を定量し、環境に対する影響を明らかにしたので、その結果を話題提供します。
問い合わせ先
渡邊 一仁 (Kazuhito WATANABE)
宮城県気仙沼地方振興事務所
水産漁港部 水産振興班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6
TEL 0226-22-6852 FAX 0226-22-7422
email watanabe-ka825@pref.miyagi.jp

 


過去の研究会

第1回 

 日 時: 平成22年6月11日(金)15:00〜17:00

場 所: 東北大学農学部 第3講義室

話題提供:

(1)農産物における「CO2の見える化」 ─ 最近の動向について ─ 齋藤雅典(東北大学)

(2)滋賀県産特別栽培米のカーボンフットプリント 吉川直樹(立命館大学)

(3)水産業へのLCAの適用 ─ 宮城県産サンマの事例 ─ 渡邊一仁(宮城県水産技術総合センター)

参加者: 54名(講演者、事務局を含む)

 

第2回

 日 時: 平成22年10月15日(金) 15:30〜17:30

場  所: 東北大学農学部 第3講義室

話題提供:

(1)千葉県銚子産キャベツの LC-CO2 の試算 安藤生大(千葉科学大学)

(2)石巻地域の農業におけるCO2見える化事業の取り組みの現状と問題点

深井宏昭(宮城県東部地方振興事務所)

(3)とうや湖エコ野菜のCO2見える化 〜減農薬減化学肥料、バイオマス活用等のLC-CO2〜

菅原心也(循環社会研究所)

 

第3回

 日 時: 平成23年1月28日(金) 15:30〜17:30

場  所: 東北大学農学部 第3講義室

話題提供:

(1)〜事例報告〜【豆菓子類・マドレーヌの「CO2の見える化」について 

須藤典郎(一般社団法人環境経営支援機構)

(2)食肉処理のLCAと結果から見た環境負荷改善策について  大村道明(東北大学)

(3)青果物流通プロセスにおけるLCA           折笠貴寛(宮城大学)

 

第4回(震災後復活第1回)

 日 時: 平成24年3月15日(木) 15:00〜17:00

場所: 東北大学農学部 第3講義室

話題提供:

  1. カーボンフットプリント試行事業総括シンポジウムの報告
    齋藤雅典 (東北大学)
  2. カーボンフットプリント申請事業者からの事例紹介:アオモリシードル
    細川勝則(鰍iR東日本青森商業開発)
  3. 農林水産省「CO2見える化事業」において開発された農産物のCO2排出算定ツールの紹介
    菅原心也・清水雅貴*(循環社会研究所、*現・和光大学)
  4. その他;今後の研究会の活動について

 

第5回

日時: 平成25年2月1日(金) 15:30〜17:30

場所: 東北大学農学部 第8講義室

 

話題提供:

  1. 「食卓から地球を冷やそう。クルベジ(TM):亀岡カーボンマイナスプロジェクト」
    柴田 晃 先生 (立命館大学)
  2. 「バイオマスと食品の放射線問題とLCAの視点」
    矢野歳和 先生 (宮城大学)

 

第6回 研究会

日時: 平成26年3月20日(木) 15:30〜17:30

場所: 東北大学農学部 第3講義室(講義棟・1階)

 

話題提供:

  1. 「日本における有機水稲の現状と有機・慣行水稲の比較LCA事例」
    外園 信吾 先生 (NPO法人有機農業推進協会)
  2. 「スマートアグリ推進へ繋げる2つの視点」
    岩本 正敏 先生(東北学院大学工学部)

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